近年、日本政府発行の国債残高の拡大がよく話題にのぼります。又、金利上昇の見通しから個人向け国債が個人投資家の間で注目を集めているようです。
さて、そもそも国債とはどのようなモノなのでしょうか? |
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| ■国債とは? |
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国が必要資金を調達するときに、借り入れ証書として発行する債券を国債と呼びます。
国が投資家からお金を借りる際の証拠として発行する証券です。
*平成15年1月27日以降に発行される国債は振替国債と言われ、近年ペーパーレスの国債が発行されています。
国はお金を貸してくれた投資家に利子を付けて返します。
国債発行とは聞こえがいいですが要するに投資家等から政府が借金をしているのです。
逆に償還とは借金の返済を意味します。 |
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| ■国債にはどのような種類があるの? |
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赤字国債と建設国債に分かれます。
○赤字国債=国の収入のほとんどを占める税収では足りない場合、その赤字を
埋めるために発行する
○建設国債=橋や道路等を作るために発行する
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| ■償還期間(満期)はどのくらい? |
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2・5・10・15・20・30年が主ですが、
○短期国債(1年以内)
○中期国債(2〜4年)
○長期国債(5〜10年)
○超長期国債(10年以上)と、一般的に呼ばれています。 |
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| ■一番発行されている国債は? |
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発行される国債の大半を占めているのは10年物長期国債です。
この国債の利回りは銀行の貸し出し金利に大きな影響を与えているので、この金利が上昇すると企業向け貸し出しや住宅ローンなど民間の金利も上昇します。
米国では30年物長期国債が有名で、指標になっています。 |
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| ■日本国債の安全度は? |
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民間の格付け機関がランク付けをしているので参考になります。
参考までに米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の長期債格付けではAA−になっています。(04/06/09現在)
同じAA−の国はアンドラ、台湾になっており一段格上のAAの国はイタリア、ポルトガル、スロベニア、チリ、バミューダがあげられています。
S&P社最上級のAAAには現在19の発行体(ソブリン=国)があります。
| AAA |
予定期日に当該債務を履行する能力がきわめて高い。 |
| AA |
債務を履行する能力は非常に高く、AAAとの差は小さい。 |
| A |
債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、状況の変化や経済環境の悪化からより影響を受けやすい。 |
| BBB |
キャッシュフロー指標は十分であるが、経済環境の悪化や状況の変化などにより、上位の格付けに比べ債務履行能力が低下する可能性がより強い。 |
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(+と−は同じカテゴリー内での強弱関係を表します。) |
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| ■国債の価格と利回りの関係は? |
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国債の価格が下がると、利回りは上がり、逆相関といえます。
国債の人気がなくなると、買い手を促すために「値段が下がる」、または「利回りが上がる」というと分かりやすいでしょうか。 |
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| ■国債の価格と株価の関係は? |
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株式と国債は同じ金融商品です。
株式市場に人気が集まると、相対的に国債の人気が低下しますので、株が買われて国債(債券)が売られる(利回りは上昇)ケースがあります。 |
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| ■今後の問題点は? |
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国債の発行残高と借入金などを合計した「国の債務残高」(国の借金)は約670兆円になります。(平成15年12月末現在)
財務省の試算によれば、国債金利が来年度から今の想定(10年物で年2%)より1%高くなると3年後の2007年度の国債利払い費は想定より約3兆7000億円多くなります。
1%の金利上昇で国債の元利払い負担が1兆2000億円以上膨らむとの試算ですが、それは消費税率ほぼ2%分の減収にあたります。
最近の景気回復観測に伴う、長期金利上昇は破たん状態に近い財政をさらに悪化させるだけでなく、企業収益の圧迫や設備投資抑制を通じ経済に大きな打撃を与えます。
以上
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