日銀が発表した2004年8月のマネーサプライ(通貨供給量)速報によると、代表的指標であるM2+CD(譲渡性預金)の伸び率は前年同月比+1.9%となりました。
よく耳にする、マネーサプライとはいったいどういうものなのでしょうか?
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| ■マネーサプライとは? |
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マネーサプライとは、日本銀行を含む金融機関全体から経済全体に対して供給される通貨の量がどのくらいなのかを見るための指標です。
すなわち、基本的には「一般法人、個人及び地方公共団体」(通貨保有主体)が保有する通貨量の残高であり、国や金融機関が保有する預金等は対象にはなっていません。
但し、信託、保険会社等は除かれる一方で、証券会社、証券金融会社、短資会社などは一般法人として通貨保有主体に含まれます。
この指標は毎月、日本銀行が調査をして発表をしています。
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| ■マネーサプライの種類 |
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●M1(エムワン)
現金通貨と預金通貨を合計したものです。狭義の意味での通貨量を表しています。
現金通貨とは、日本銀行が発行する紙幣や政府が発行する硬貨のことです。
預金通貨とは、預金者の要求でいつでも引き出すことができる流動性の高い預金です。
これを、要求払預金といい、当座預金・普通預金・貯蓄預金等があります。
●M2(エムツー)
M1に準通貨を含めたものです。
準通貨とは、解約することでいつでも現金通貨や預金通貨となり、決済手段として機能する金融資産のことで、大半は定期預金です。
●M3(エムスリー)
M2に郵便局・信用組合・農協などの預貯金や金銭信託を含めたものです。
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| M1 |
現金通貨 |
預金通貨 |
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| M2 |
現金通貨 |
預金通貨 |
準通貨 |
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| M3 |
現金通貨 |
預金通貨 |
準通貨 |
郵便局・農協・信用組合などの預貯金、金銭信託 |
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| ■ 重要視されている指標は? |
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一般的に、マネーサプライ統計では、M2+CD(譲渡性預金)が重視されています
CDとは第三者に譲渡できる定期預金で、自由に発行条件を定めることができる預金証書のことです。CDを発行できるのは銀行など預金を受け入れる金融機関に限られています。CDの預金者は、金融機関及びその関連会社、証券会社などが中心です。期間が1〜3カ月のものが最も多く発行されており、取引単位は、5,000万円以上、1,000万円単位です。
このCD(譲渡性預金)とM2の合計の数字は実体経済や物価との間における関係が相対的に安定的であるとされ、注目度が高いのです。
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■広義流動性とは?
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最近では、M3+CDに代替性の高い金融資産を加えた広義流動性という指標も利用されるようになってきています。
この金融資産には投資信託、国債、外債、FB、金融債、CP等が含まれています。 |
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| ■マネーサプライと景気の関係とは? |
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景気がいいときは企業が設備投資を増やし、銀行からお金を借り入れます。それにより銀行から世の中にお金が流れ、マネーサプライが上昇します。ただ、あまりお金の量が増えすぎるとインフレを引起こし物価が高くなる可能性があります。
不況の時はその逆になります。
日本銀行はマネーサプライを適正水準に保つため、景気の舵取りを経済活動に応じてマネーサプライを調整します。
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