1990年代前半、日本は「バブル崩壊」・「政局混乱」という状況下にありました。にもかかわらず、ドル安円高が大幅に進行し、1995年4月に1ドル=80円割れまで下落したことは、米国の「円高カード」の影響が大きかったと考えざるを得ないでしょう。
但し、米国で「ドル安・株安・債券安」のトリプル安の様相を呈してくると、米政権自身もドルの更なる下落に懸念を持ち始めました。その結果、1995年7月7日の日本のドル買い円売り介入(「七夕介入」と呼ばれている)に続き、米国も日本に協調してドル買い介入を実施。介入の効果もあり、ドル円は1996年初には105円台を回復することとなりました。
このように、米国の態度がドル円の為替レートに大きく影響を与えたのですが、米国の影響力の大きさは現在でも変わっていないのではないかと思います。 |