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円高、円安とは?

 

いよいよ夏本番ですが、夏期休暇を海外で過ごす方もいらっしゃるのではないでしょうか?
海外旅行をする際には円を外貨に交換する必要があります。普段よりも新聞やTVの『円安、円高』の文字が気になる季節、あらためてその意味を確認しましょう。

円安、円高とはよく聞きますが?

1ドル=150円
1ドル=100円 どちらが円安でしょうか。

 

答えは150円です。
100円あるいは150円が大根1本の値段であれば、確かに100円のほうが安いのですが、この場合は違います。1ドル=100円あるいは150円とは、1ドルの価値が100円あるいは150円ということになります。つまり、1ドル=150円の方がドルの価値が高い、円の側から言えば、『円の価値が低い=円安』ということになるわけです。

 

米ドル、ユーロ、英ポンド等、世界には、国(地域)の数だけいろいろな種類の通貨があります。そして、これらの通貨に対して円の価値が高いあるいは低いことを、円安、円高と表現します。
そして、この円の価値を数字で表記したものが為替レートというわけです。

為替レートとは?

為替レートとは、異なる通貨を交換するときの比率のことです。為替相場ともいいます。
先の2つの例で実際に交換してみましょう。

 

1ドル=150円
1ドル=100円

 

為替レートは日々刻々と変わっています。
もし、あなたがドルを買いたいとすれば、同じ1ドルを得るために100円を出せばいいのと150円を出さなければいけない状況を比べると、明らかに100円の方が得です。あなたの持っている円の価値が高いから得になるというわけです。すなわち、1ドル=150円に比べ円高と言えます。

 

逆に1ドル=150円のときは円の価値が低く、1ドル=100円に比べ円安と言えます。

 

今まで述べてきたことでお分かりでしょうが、「円高」あるいは「円安」という表現は、あくまで相対的な円の価値を表すものです。例えば、1ドル=130円からドルが下落して1ドル=120円となれば、120円は「円高になった」と表現しますが、さらに1ドル=110円までドルが下落すれば、120円は「円安だった」というわけです。

基軸通貨はドル

基本的に外国為替市場では、実際上の基軸通貨であるドルを中心に物をみる傾向があります。
新聞等で『円ドル相場』と表記されている場合がありますが、為替市場では『ドル円相場』とドルを前にして表現します。

 

先の2つの例でも、ドルを中心に考えると、
1ドル=150円から100円になった場合、『1ドルの値段が150円から100円に下がった』
ドルが安くなった(ドル安)=円が高くなった(円高)

 

1ドル=100円から150円になった場合、『1ドルの値段が100円から150円に上がった』
ドルが高くなった(ドル高)=円が安くなった(円安)

 

為替市場では『ドル円相場が高騰』といえばドルが高騰してドル高(円安)になったという表現をします。
主語をドルにして考えるとわかりやすくイメージできるのではないでしょうか。

為替相場はどのように決まるのか?

この問いに対しては、明確なひとつの答えがあるわけではありません。購買力平価説等そのメカニズムについては様々な説があります。結局、為替相場は色々な要素によって複合的に決まるとしか言えませんが、最終的には需要と供給で決まることは、モノの値段と同じです。

 

株式でも買いたい人が多ければ株価は上がりますし、売りたい人が多ければ株価は下がるのと同じ理屈です。また、オークションのごとく、そのときの人気やムードで実際の需給以上に相場が上下することもあります。

円高、円安どちらが得?(消費者)

1995年4月19日に1ドル=79円75銭を付けました。
その当時よく『円高還元セール』という宣伝を目にしたでしょう。
ドル安円高だと輸入品が安くなるのです。

 

実際の例で見てみましょう。

 

20ドルの輸入Tシャツを買います。

 

1ドルが150円のときであれば、20ドル×150円=3,000円
1ドルが100円のときであれば、20ドル×100円=2,000円

 

1ドル=150円から100円の円高になると同じモノを1,000円も安く購入できます。(円高が販売価格に反映されている場合ですが・・)。円安になると輸入品は逆に高くなります。

円高、円安どちらが得?(輸出企業) 

車に代表される輸出企業を例にしましょう。

 

国内のA自動車が米国で1万ドルの価格で車を販売しています。
1台売れたため現地のアメリカ人から1万ドルを受け取ります。

 

●円安になり、1ドル=150円の場合
1万ドル×150円=150万円の売上げ

 

●円高になり、1ドル=100円の場合
1万ドル×100円=100万円の売上げ

 

円安のときと円高のときを比較すると、50万円も差がでます。

 

日本の代表的な自動車メーカーでは、1円の円高で約100億円も収益に影響を与えると言われています。

 

逆に、原材料を輸入に頼る日本企業では、円安になると輸入価格が高くなり収益を圧迫し、円高になると安く輸入ができるので、収益に貢献します。

 

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