郵便貯金は税制面で優遇を受けているため、具体的には「法人税」「住民税」「固定資産税」「事業税」「印紙税」が免除されています。従って、この民営化が実現すると政府の税収が増えます。これが第一のメリットです。
又、民間企業は万が一の破綻時に備えて「預金保険機構」に保険料を支払っていますが、これも郵便貯金は「国が保証しているもの」ですから預金保険料を支払っていません。
逆に民営化後の郵便貯金はこれらの今まで受けてきた優遇措置がなくなるため、これをカバーする企業努力が必要になります。
既に、2001年4月から資金の自主運用をしなくてはいけなくなっています。それまでは財政投融資といって、郵便貯金で集めたお金を国(財務省)に貸し出し、国はそれを特殊法人に貸し出していました。郵便貯金は国から金利を貰って運用していたのです。
第二のメリットとしては、今まで郵便貯金の資金は主に国債や特殊法人に回ってきましたが、今後はIT産業のような成長分野に流れていく可能性が出てきます。
最後に民間企業と競争することによってサービスの向上や、料金の低下が期待できます。既に郵便事業が民営化されているオランダやドイツでは、郵便局が旅行代理店を経営したり、コンビニのように商品の販売を行なったりしています。 |