この補助金の内容には様々な項目があり、その項目ごとに議論がされています。
例えば、義務教育費負担金というものがあります。
本来の趣旨は、日本全国どこにおいても義務教育が同じ水準で浸透する必要があり、国が権限をもっています。
しかし現状は、学習塾に通う児童も多く、果して国による画一的な義務教育で子供が学習能力を身に付けることができるのか疑問を持つ人も多いと思います。
そこで、仮に地方に権限を与えた場合、都会と地方で教育プログラムが異なるなど特色が出てくるなど地方分権のメリットも考えられます。
逆に、デメリットとしては、資金的な面で義務教育費負担金の削減が、今後の教職員退職金の増加によって地方財政が悪化する可能性があり、地方財政の状況によっては、教育水準の低下が危惧されるという声もあります。
このように義務教育費負担金ひとつをとっても様々な議論がなされるわけです。
ただ、背景には国の権限の問題もあります。中央官庁としては、自らの権限が奪われるわけですから、それも反対の理由の一つかも知れません。
次回は三位一体改革の、(2)国から地方への税源の移譲や、(3)地方交付税の見直しなどについてお話したいと思います。 |