日銀は、この金利の調節をいくつかの手段で行っています。これらを公開市場操作と呼びますが、資金吸収の場合は、『国債売り現先オペ』『手形売りオペ』などを行います。
『国債売り現先オペ(オペレーション)』は、日銀が金融機関に対して日銀の保有する国債を買い戻す条件をつけて売却を行う手法です。日銀が金融機関から売却代金として資金を吸収するため、市場の資金が減少し、市場金利の上昇を促す事となります。
『手形売りオペ(オペレーション)』は、日銀が振出人・受取人・支払人を兼ねる手形を金融機関に売却する事で資金の吸収を行う手法です。
一方、資金の供給手法には、『国債買い現先オペ』『国債買入れオペ』『CP買い現先オペ』などがあります。
『国債売り現先オペ(オペレーション)』は、日銀が金融機関の保有する国債を売り戻し条件付きで買い入れることで、資金を供給するものです。
『国債買入れオペ(オペレーション)』は、金融機関が保有する国債を買い入れる事で資金を供給します。
『CP買い現先オペ(オペレーション)』は、金融機関が保有するCP(社債)を売り戻し条件付きで買い入れる事で資金を供給する手法となります。
こちらは一般的に『買いオペ』と呼ばれ、国債やCPの購入代金を金融機関に支払う事で、間接的に市場へ資金を供給し、結果として市場金利の低下を促す事となります。
日銀は、これらの公開市場操作を日々行い、無担保コール翌日物金利の水準を適正なレベル(=安定的・持続的な経済成長が可能なレベル)に誘導しています。一般的に政策委員会で「0.25%利上げ」などと決定が下されると、無担保コール翌日物金利のレートが従来の水準から0.25%程度上昇するまで、市場から資金を吸収する事となります。従って、現在の日本の政策金利はあくまでも誘導目標であり、はっきりと決まった数値になるわけではありません。 |