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実践的 売買テクニック

 

FX研究室の実践的売買テクニック

為替取引を始めたばかりのマドカ(円)さん。
どうやって売買するのか日々頭を悩ませながらもがんばっているようです。
そんなマドカさんが先生に何か聞いているようです。
2人の会話をちょっと聞いてみましょう。

先生、私も為替取引を始めました。
でも、実際にどうやって売買すればいいのか、不安もあります。
こういうことって、なかなか質問しづらいんですけど、先生なら教えてもらえるかな??

なんて思って来ちゃいました。先生、よろしくお願いします!

わかりました。今日は基本かつ実践的な売買の例をいくつかご紹介しましよう。為替に限らず、まずは基本が大切ですよね。

その一:レンジ相場(注)での売買 ※売買例(シミュレーション)

それではさっそくはじめましょう!まずは今後ドル/円が、ある一定水準で上下する展開を予想した場合の例から。
110〜115円の"レンジ相場”※を予想した場合で考えてみましょう。
(※"ボックス相場”とも言います。)

(*売買シミュレーションにおける損益には手数料・スワップポイントは考慮しておりません。)

 

(価格推移:チャート)

 

@の例は予想レンジの下限110円までドル円が下がってきたのでドル買い/円売りを行い、うまく予想レンジの上限115円までドル円が上昇したので利食いを行った例です。この場合の損益は・・・

 

※上昇幅(5円)×1万ドル=5万円の利益

 

となります。

なるほど!
Aの例は反対に115円までドルが上がった段階でドル売り/円買いを行った例です。こういう場合にはあらかじめ予想した利食いのレベル、今回は110円ですね、そのレベルに利食いのドル買い戻しオーダーを入れておくほうが安心です。マドカさんが夜中寝ている間に相場が大きく動いた場合でも自動的に決済が可能ですね。
また利食いオーダーだけでなく、残念ながら相場が予想と反対に動いてしまった場合の損失拡大を防ぐための損切りオーダーも同時に入れることが重要です。
損切りオーダーがついてしまって、そのあとにドル円が下落・・・なんていうことになるともったいない気もするんですけど・・・。
・・・・マドカさん、発想を変えてみましょう!最初に115円でドルを売ったときのシナリオは「110〜115円のレンジ」でしたよね。ポジションを持って期待通りに相場が動いてくれれば良いのですが、実際には、高い確率で相場の動きを的中させることは大変難しいのです。だからこそ、損失拡大を防ぐための損切りオーダーをいかにうまく置くかが大切なんです。
ちなみに含み損方向に動くことを「アゲインスト(against)になる」といいますが、多少のアゲインストはやむを得ない場合はあるとしても、今回の例では、120円までドル円が上昇したとしたら、明らかに「110〜115円のレンジで動く。115円がドルの上限。」とういう相場予測が間違っていたと判断すべきでしょうね。そういう場合は冷静になる意味でも勇気をもってポジションを手仕舞うことが賢明ではないでいしょうか。「損切りのうまいディーラーが一流のディーラー」とも言われているんですよ。
先生にそう言われるとだんだんそんな気がしてきました。
それと、売買方法もさることながら、その前提となる相場予測、つまり相場が今後どう動くかというシナリオを自分なりによく考えることがとても大切です。ドル円が大きく上昇トレンドにあるときに、安易にレンジ相場と決め込んでドルを売ってしまっては、なかなか収益をあげることは難しいですよね。
私も自分なりの相場予測ができるよう一生懸命勉強します!これからもいろいろ教えてくださいね!

その二:トレンドフォロー売買 ※売買例(シミュレーション)

では、次に「今後ドル/円が大きなトレンドを形成する」、つまり現状の水準から大きくドル高・円安が進む、またはドル安・円高に進むことを予想した場合を考えてみましょう。

 

@は110円で下げ止りその後上昇してきたので、「これは今後115円以上に大きく上昇していくのでは」と判断して、112円でドルを買ったケースです。(その後予想通り115円に上昇!!)この「トレンドフォロー売買」は、その名の通り「流れについていく」売買方法です。

なるほど!!これは、下値を確認してから買うようなイメージですね。
Aは上値を確認してから新規売りポジションを持ったケースです。
流れを読むことがポイントですね!
「収益」をつかむためには、流れにうまく乗ることが大切ですね。事実、多くのプロの為替ディーラーもこの大きなトレンドに乗ることを日々目指しています。
 
でも、マドカさん、相場が予想とは反対に動くことも当然考えられます。この場合も損失を限定するオーダー(ストップオーダー)は重要ですね。買いの場合は、確認した下値(売りの場合は上値)でストップを入れるのも一案です。

 

そうか・・・損失を限定することって本当に重要なのですね。
「損失を限定して収益を狙う」ということですね。

ストップオーダーを置くことの大切さを理解してもらえたようですね。

また、「トレンドに乗る」という点では、必ずしもドル/円だけに固執するのではなく、「トレンドが出そうな通貨」を探すことも大事です。もちろん外国為替保証金取引は、売りでも買いでも、どちらからも取引をはじめられるわけですから、どちらのトレンドでもいいんですよ。

これは便利!!ストップ注文応用編

※ストップオーダーは損切りだけではありません。

基本的売買のやり方を確認したところで、ここからは応用編にいきましょう。
例えば、マドカさんならこういう場合にはどうします?

【例】 先ほどのトレンドフォロー売買がうまくいき、112円で買ったものが、117円までドル/円が上昇しました。そこで決済すれば、5円の為替差益(1万ドル取引なら約5万円の利益)を確保できるけど、まだ上がる可能性もある・・・。

 

こうのような時、マドカさんならどうします?

えぇ〜、迷ってしまいますね・・・。利益は確保したいけど、できるならもっと利益も狙いたくなっちゃうし。私って、欲張りですかね!?
いえいえ、当然の悩みです。
でも、こういう場合でも「ストップオーダー」を活用できるんですよ。
えっ、でも先生、ストップオーダーは損失を限定するオーダーではないんですか?
ストップオーダーは、使い方次第で利益を確保・確定させるために活用することもできるのですよ。
以下の参考例を見てください。
(1)買いポジションを持った後に一定水準上昇した場合   (2)売りポジションを持った後に一定水準下落した場合
(売買例)
ドルを112円で買った後に、ドルが117円まで上昇。その時点で、利益を確保できる水準(例116円)にストップオーダーを設定。
  (売買例)
ドルを118円で売った後に、ドルが113円まで下落。その時点で利益を確保できる水準(例114円)にストップオーダーを設定。

 

なるほど!! これなら、利益を確保しながら、安心してさらなる為替差益を追求できますね。あと、仕事が忙しいときや旅行に行くときにも便利ですね。いいこと教わっちゃいました!

また、最初に損切りオーダーをきちんと設定している場合には、上昇(下落)した時点で利益を確保する水準に損切りオーダーを設定し直すことになりますね。
リスクを限定させるやり方から利益を確定させる方法に変えるわけですね。とってもいいオーダーの置き方に思えてきました。
ただし、ストップオーダーには「スリッページ」がつきものですから、それはきちんと考慮して設定しなければいけません。また、相場ですから一旦下げてストップが成立してから上昇する場合もありますから、利益をどんどん狙いたい場合には設定するポイントも大事ですね。
この利益確定のストップ注文は、為替ディーラーも積極的に活用する売買手法です。本日お話したような売買方法をうまく活用できるようになれば、不用意に損失を大きくしてしまうリスクを回避しながら、うまくリスクをコントロールして利益を狙えるようになれるのではないでしょうか。また、売買方法だけでなく為替市場をとりまくさまざまな要因を分析し、しっかりとした相場予測(シナリオ作り)を行うことが大切であることを、マドカさん是非肝に銘じてくださいね。
とっても勉強になりました。
為替のことをこれからもっともっと勉強していきます!

 

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