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会員限定マーケット情報 ちもちものFXダイアリー 〜バックナンバー〜

 
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2008年6月6日(金) 今夜の雇用統計発表に戦々恐々

 ECBのトリシェ総裁がコメントの表現を変え、来月にも利上げに踏み切る可能性を示した。原油価格の高騰で採算割れしていることへの不満から、輸送や漁業関係者のデモやストライキが頻発するようになった欧州では、国内景気の減速よりもインフレに対する懸念のほうがよほど強いのだろう。
  米国では小売大手の売上見込みがかなり良かったことを好感して、昨日の米国株は久しぶりの大幅反発となった。米国ではテレビが売れているらしいが、景気後退や価格上昇に備えているようにしか見えない。ドル円は最近の想定レンジ(102円から105円)を上抜けはしたが、依然として上値の重さは意識される。
  昨日のアジア時間では夜の欧州のイベントを控えて様子見が続いた。為替も日本株もほとんど動きがない。しかしドル安懸念を述べたバーナンキ議長の発言以来、ドル相場は底堅いままで、ドル円は105円台の中盤で張り付き、ユーロドルも1.5400を挟んだ動きに終始している。
  欧州市場に入ると、ドイツの製造業受注が予想よりもかなり悪くユーロドルは1.53台半ばまで売られた。同じくドルが買われるという形でドル円は上昇し、高値の105.90円付近を超えてきた。このままドル上昇にかけてポジションを作るべきか、逆張りを狙うか、頭の痛いところ。しかしよく考えてみると、ここ数カ月はECBの金利会合の後に、それまでの相場つきが変わって反対方向に行くことがよくあった。
  ユーロドルは今、安値圏にある。底抜けするか、反転するかの瀬戸際にいるわけだから、ド転も覚悟でユーロドルを逆張りしてみることに決めた。BoE(英中銀)と同じくECBも予想通りに政策金利の変更はなかった。どことなくユーロドルの下攻めに迫力がない。1.5285が前回の押し目なので、1.5280をロスカットにユーロドルを1.5388で買ってみた。米国の失業保険の申請件数が良かったためにドル買いが起こり、1.5360台まで下がってきて一瞬青くなった。
  またトリシェ総裁の頭上にタカが舞ってくれないかと念じるしかない。願いが通じたのか、トリシェ総裁は利上げをほのめかした。すぐにユーロドルは反転し、1.54台まで戻した後、米国市場オープンの頃には1.55台に乗せてくる。最大の損失は100ポイントも見込んだ勝負なので、最低でも150ポイントは抜かないと気がすまない。一方でドル円の上げも失速してしまい、105円台に押し戻された。どうやらトリシェ総裁はポロっと言ったというよりも、落ち着いて何度も(次回の利上げを)説明していたことで、かなり真実味の高いものに映ったようだ。ターゲットである1.5550をも越えてきたので、いったんは利食い千人力!ニューヨーク時間の後半は、翌日の雇用統計を控えて動きが止まってしまった。
 
  本日は注目の米・雇用統計(予想は5〜6万人減)である。昨日のトリシェ発言で水を差されたドルの上昇相場だが、戻し税の効果で消費も促されているようだし、結果次第で昨日のドルの押し目が最後の買い場だったということになる可能性もある。サイの目がどちらとなるか、今から戦々恐々だが、もし良かったならば素直にドル買いで臨もうと思う。

 

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