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こんにちは。今日の講義は「フィボナッチ級数」についてです。 |
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「フィボナッチ級数?数学かなにかの講義みたいですね。」 |
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そうですね。実際、フィボナッチという13世紀のイタリアの数学者が考えた数列のことなんです。彼が紹介した「うさぎの出生率」に関する数学的解法が「フィボナッチ級数」といいまして、ピラミッドやパルテノン神殿の建築様式に用いられていたり、自然界の法則の一部とも言われているんです。これを相場に応用するという話です。 |
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「なるほど。どのような数列なんですか?」 |
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はい。「1・1・2・3・5・8・13・・・・・」という数列になります。この数列にはいくつかの特徴があるんですが、(1)連続する2つの数の和は、その上位の数(2)どの数も、その上位の数に対して0.618倍(3)どの数も、下位の数に対して1.618倍(4)どの数も2つ上位の数に対して0.382倍などなどいろいろあるんですが、とりあえず単純に「数列」と「○○倍」というところだけ覚えた方がいいと思います。 |
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「わかりました。」 |
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次に図1を見てもらえますか。 |