赤い線がKライン、緑の線がDラインですが、まず(1)売買の目安とする時の基本はDラインの70%以上や30%以下に注目します。特に85%以上での売りシグナルや15%以下の場合の買いシグナルは信頼性が高くなります。(2)相場が上昇している過程でDラインが70%以上の位置で右肩下がりのダブルトップとなった場合の逆行現象は売りシグナル(図3参照)。
逆に相場が下落している過程でDラインが30%以下で右肩上がりのダブルボトムとなれば買いシグナルです。(3)KラインとDラインが上記(1)の条件を満たした上で、交差した場合も重要です。この交差も二つのケースが考えられます。
一つはKラインが先に方向転換してDラインと交差する場合(図4)、もう一つはDラインが方向転換した後にKラインが交差してくる場合(図5)です。相場の転換につながりやすいのは後者(図5)のパターンのようです。ただ、単順に交差するよりも上記(2)の条件を満たした上で交差する方が信頼性が高いようです。
また、考案者のジョージ・レーンもKラインとDラインが15%以下や85%以上の位置にあり続け、かつ交差が3回目になると転換サインとしての信頼性は高くなるといっています。よって売買のポイントは3回目の交差、もしくは逆行現象の時のみと割り切った方がいいかもしれませんね。 |