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売買注文の最良執行方針

この最良執行方針は、当社がお客様にとって最良と判断する取引条件で売買注文を執行するための方針及び方法を定めたものです。当社では、お客様からの売買注文を、以下の方針に従い執行することに努めます。

1.対象通貨ペア

全通貨
(米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、加ドル/円、スイス/円、SGドル/円、香港ドル/円、ランド/円、トルコリラ/円、メキシコ/円、ズロチ/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、NZドル/ドル、ユーロ/ポンド、ユーロ/豪ドル、英ポンド/豪ドル)

2.最良の取引の条件で執行するための方法

[1]カバー取引

当社では、お客様の売買注文に対し、通貨ペアごとにお客様同士の売買注文をマッチング(以下「為替マリー」という)させ、ネットポジション額が一定額に達した場合は、銀行等金融機関(以下「カバー先」という)との間でカバー取引が行われるシステムを構築しており、毎営業日のいかなる時点においても、外貨ポジションに係る相場変動リスクを一定額以下に抑えられるように管理しています。

[2]取引レート

当社では、インターバンク市場※の実勢レートに基づいた取引レートを常時お客様に提示します。

  • ※インターバンク市場は、銀行等金融機関、ブローカー(電子ブローキングを含む)、通貨当局などから構成され、外国為替市場の中心的な役割を果たしています。「外国為替市場」といえば、一般的にはインターバンク市場を指します。

[3]成行注文

成行注文は、お客様が一定のレートを指定せず、通貨ペアの別、取引の数量、売り買いの別のみを指定する注文方法です。成行注文は、当該注文を約定処理する時点のレートで約定します。当社システムが複数の成行注文を受け付ける場合、受け付けた順番が早いものから執行されますが、お客様の端末と当社システム間の通信および当社システムがお客様の注文を受け付けた後の約定処理に要する時間の経過により、お客様の発注時に取引画面に表示されている価格と実際の約定価格との間に価格差(スリッページ)が生じる場合があります。

[4]指値注文

指値注文は、お客様が注文時に注文レートを指定して行う注文方法です。指値注文は、受注時におけるレートに対して、有利なレートが注文レートとして指定されたもののみ有効な注文として受注されます。 日本時間月曜日午前7時(取引開始)を除く通常時について、指値注文の売りは、指定した注文レート以上のレートとなった場合、指値注文の買いは、指定した注文レート以下のレートとなった場合、指定した注文レートで執行されます。 指値注文の売りは、レートの安いものがレートの高いものに優先し、指値注文の買いは、レートの高いものがレートの安いものに優先し執行されます。同じレートの注文が出た場合は受注時間の早いものが優先されることになります。

[5]逆指値(損切り)注文

逆指値注文は、指値注文と同じく注文レートを指定する注文方法です。しかし、指値注文と異なり、買いの場合には現在の買値より高いレートを、また、売りの場合には逆に売値より低いレートをお客様にご指定いただきます。買いの逆指値注文は、買値がお客様の指定レートに達した時点で執行され、売りの逆指値注文は、売値がお客様の指定レートに達した時点で執行されます。なお、逆指値注文は、実勢レートがお客様の指定したレートに到達した場合、到達した時点の実勢レートで約定するため、お客様が指定するレートと約定レートに価格差(スリッページ)が生じる場合があります。

[6]スリッページ

スリッページは、お客様にとって有利な場合もあれば、不利な場合もあります。
①成行注文
お客様の発注時に取引画面に表示されている価格と実際の約定価格との間に価格差が発生する場合があります。当該価格差は、お客様の端末と当社システム間の通信および当社システムがお客様の注文を受け付けた後の約定処理に要する時間の経過により発生するものです。
②指値注文および逆指値注文
逆指値注文は、実勢レートがお客様の指定したレートに到達した時、到達した時点の実勢レートで約定するため、お客様が指定するレートと約定レートに価格差が生じる場合があります。
また、日本時間月曜日午前7時(取引開始)に有効となっている指値注文および逆指値注文は、その売り買い、新規決済の別を問わず、当該月曜日7時の取引開始時点でその約定条件を満たしている場合に、オープンレート(取引開始後最初に提示されるレート)で約定します。そのため、指値注文、逆指値注文にかかわらず、指定レートと実際の約定レートとの間に価格差が発生する場合があります。
※当該月曜日7時の取引開始時刻にレートを提供できない場合においては、お客様がすでに発注されている指値注文ならびに逆指値注文は、取引を開始した時刻のレートを基準に執行します。そのため、指値注文は指定レートで約定し、逆指値注文は指定レートよりも不利なレートで約定する場合があります。

[7]月曜早朝の注文執行方法

日本時間月曜日午前7時(取引開始)に有効となっている指値注文及び逆指値注文は、その売り買い、新規決済の別を問わず、取引開始時点でその約定条件を満たしている場合、オープンレート(取引開始後最初に提示されるレート)で約定します(執行レートの売値・買値には、当該時刻のスプレッドが生じます)。そのため指値注文、逆指値注文に関わらず、指定レートと実際の約定レートとの間に価格差(スリッページ)が発生する可能性があります。

天災地変、戦争、政変、外為市場の閉鎖、外為取引の規制あるいはシステム障害等の特殊な状況が発生した場合、やむを得ず、スプレッドを拡大するなど、最良執行方針に基づいて選択する方法とは異なる方法により売買注文を執行する場合があります。そのような状況下でも、その時点で最良の条件で執行するよう努めます。

2021年12月03日更新